「岸本久美子と読む源氏物語」第三章其の四 (二)なよびたるかた過ぎて
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コミカレ講座を、会場とZoomの同時配信での開催を予定しています。
皆様にお会いできることを、とても楽しみにしております。
もしよろしければお申込みください。
以下に学校からの案内をそのまま掲載します。
専用フォームから直接お申込み下さい。
演題 『この男、光源氏は何者か』ー「光源氏」という思想 あるいは思想としての「光源氏」ー
この世に生まれて人は何であり得るのか、またこの世は人にとって何であるのか。「光源氏」という類まれな振幅の大きな人間の造形ないし仮構は、作者のそのような懐疑から生まれました。私たちは、光源氏の思考と行動のうちに、人間の欲望、愛憎、喜怒哀楽そして諦観に至るまでの広い領域を見ることになります。それが可能であるためには、ただ美貌と才能に恵まれているというだけでは足りない。高貴で偉大な光源氏が呆れるほど凡庸な俗物でもありうることを作者は仮借なく描きます。これは作者紫式部の底意地の悪さ、つまり作家魂(文学精神)のなせる業です。
さあ、物語に描かれた、光源氏の姿を追ってみようではありませんか。
詳しくはアスニーのホームページへ
日時 2023年9月22日(金) 午前10時(受付開始9:30)から11時30分
会場 京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)4階ホール
〒604-8401京都市中京区丸太町通七本松西入 (市バス 丸太町七本松 下車スグ)
定員 350名先着順(満員の時はお入りいただけません)
※事前申込不要 ※受講料無料
講師:京都市立堀川高校非常勤講師 岸本 久美子 氏
※アスニー特別講演会は、毎回、京都が誇る歴史、文化、文学、伝統芸能をはじめ、健康、防災、環境、人権など様々な分野の専門家を講師にお招きして実施している、無料講座です。
手話通訳 無
託児所 無
主催者 公益財団法人京都市生涯学習振興財団
お問い合わせ先 京都アスニー(京都市生涯学習総合センター)4階ホール
TEL: 075-812-7222
柏木の親友であった夕霧。前回瀕死の床を見舞った夕霧に柏木は二つの事を遺言として彼に託しました。そのうちの一つ「後に残る妻が困らないように何かと気を付けて世話をして欲しい」という遺言が夕霧の一世一代の事件を引き起こすことになりました。
それはさておき、夕霧は光源氏のたった一人の正真正銘の息子です。顔だけはそっくりなこの子は果たして父親に似ていたか。夕霧の生涯を辿ることによって、それを確かめてゆきたいと思います。
これまで同様月二回全8回で完結の予定です。引用原文は「新潮日本古典集成」によります。
1 うつくしき若君 葵 須磨 少女
2 雲居の雁もわがごとや 少女 野分
3 夢かとおぼえて 藤の裏葉 若菜下 柏木
4 想夫恋を弾きたまふ 柏木 横笛
5 あはれを添ふる夕霧 夕霧
6 霧ふたがる里 夕霧
7 中空なるこころ 夕霧 御法
8 あなめでたや 匂兵部卿 宿木 蜻蛉